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2012年3月

2012年3月15日 (木)

ひとり唄-119-

119

 

私から去った誰も彼も
私の思い出をガラクタのように
未練なく棄てるなら
せめて私ひとりぐらいは
そんなあの日この日の
思い出を
大事にしまいこんでたっていいじゃないの

あんなにがんばって生きた日を
私ぐらいは
大事に憶えてあげていたいじゃないの

たくさん
泣いて
泣いて
恋した日々を

誰もが忘れてしまっても
この胸ひとつは

 

 

 

             (Photo;2012.05.05.谷根千散策にて)

 

 

 

2012年3月14日 (水)

ひとり唄-118-

118

 

今夜もまた
「話したい」
「話したい」
と言って
言葉が喉を蠢いて
私は胸をかきむしって
夜泣きする

それならいっそ
喉笛かき斬ってくれないか
「人恋しさ」など
犬にでも
くれてやる

 

 

2012年3月 9日 (金)

ひとり唄-117-

117

 

冷えた雨の天(そら)の下
しゃがんで
誰も見ない水たまりを
覗きこむ

こんなに孤独に打たれながら
世界でひとつの風景を
いまは静かに
独り占めしている幸もある

 

 

2012年3月 8日 (木)

ひとり唄-116-

116_2

 

未来が見えずに
古い手帳をひらいて眺める

夢日記
15の自分の一喜一憂
何年分ものスケジュール帳

間に間にこぼれ落ちる走り書きのメモ

過去の私からの
時空を超えたメッセージは
そのまっすぐな文字の数だけ
本当は、
自分を「愛しんでいる」姿かもしれない
誰に何をされても
自分だけは
自分を決して裏切らなかった
たくさんの「証」かもしれない

 

 

2012年3月 6日 (火)

ひとり唄-115-

114

 

駅ビルの雑貨屋は、
どれもが女の子のための祝祭をあげている

闇を纏わない女の子たちが
蝶のように歓声をあげて群がるアクセサリー屋

一寸近づいても、
見えない結界が張られている

私は生気をなくして
とぼとぼ歩き
何度もため息つきながら

それでも
器や
帽子や
緑を「欲しい」と
思っている

まだ、足先はかすかに地面に着いていることに気づく

 

 

ひとり唄-114-

115

 

マイナスとプラスのエネルギーが
ひとたびごとに拮抗する

切り離された中
声も届かず
天と地のはざまを独り彷徨う

 

 

2012年3月 5日 (月)

ひとり唄-113-

113

 

人の縁(えにし)を粗末にできる人々が解らない

言葉の刃で斬りつける人々が

あたたかな誓いさえ吸い殻のように
投げ棄てる人のこころが

全部、もう解らない
ただあるのは
底抜けに昏い
日陰
日差しのない長くて昏い日陰だけ

 

 

ひとり唄-112-

112

 

最期に何を食べたいかという問い
いざ闇迫ると以前の答えと違うもの

その刻には
あったかな”たい焼き”がいい
少し微笑んだようなしっぽ自慢のたい焼き

もう誰のことも忘れて、
無心にたい焼きのぬくみに守られて
浮き世の冷たさを置き去って往けたら
ほかに何もいらない

 

 

 

 

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2012年3月 2日 (金)

ひとり唄-111-

111

 

行き交うとりどりの傘の中
私の折りたたみだけが、錆びてもないのにうまく開かない
四苦八苦して、
諦めて濡れ歩く
誰もお話のようには傘を差し出さないし、
傘を開く助けもあるはずがない

無言の街角で
傘の群れに埋もれて
冷えた雨粒にまみれて帰る

 

 

ひとり唄-110-

110

 

生きてきた時間の苦悩の多さ故、
去り際の安寧を願ってきたが
もはや愚かな望みと予測してくる
苦しみ生きて
焼きつく情念を独り抱えて
飲み下しながら逝くほかなし

いつか 私が散るなら、
その影に
苔むした岩でものっけてくれないかという夢想
参るのは、
落ち葉や、小鳥や、木漏れ日だけで十分だから

 

 

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